もうすぐサンマリノGP

思ったより広くうどんこ病が蔓延していたようで、イオウフロアブル散布後に痕跡の見られる葉が散見される。黒っぽくなるのは同じだけど、健康な葉に対する薬害とはちょっと違う外観を呈する。今週末には、もう一度全株対象で散布だなぁ。で、あとは週に一度なり、10日に一度なりの定期散布、と。
どうも、裏庭の下の方でゾウムシが暴れた!?らしく、特にマチルダ(初代ガンダム世代としては当然、普段は「マチルダさん」と呼んでいる。)の蕾が無残な状態になっていた。まぁ四季咲きだし、そのうち山ほど咲くだろうから心配はしていないが。


今週末は、F-1サンマリノGP。セナ没後10周年ということで、思い入れのある人にとっては感慨ひとしおだろうと思う。
私は、現役時代のセナは好きではなかった。何故なら、彼がいるとレースがつまらなくなるからだ。私が見たいのはレースであって、高速パレードではない。同じ理由でシューマッハも嫌いだ。
確かに、彼ら二人のドライビングはすごいと思う。
89年、初めて見に行った鈴鹿130R、予選で見せたセナの走りにはたまげた。同僚のプロストが、出来る限り曲率を大きく取り、ウルトラスムーズに抜けていく超高速コーナーを、セナは何と「セナ足」を駆使して駆け抜けるのだ。マクラーレンMP4/5の前後タイヤが交互にグリップを失い、不安定に見えながら速い。しかも、それを毎周回同じようにやってのける。他のドライバーとは全く次元の違うドライビングだった。
シューマッハで印象に残っているのは、91年の国内F3000菅生ラウンド。開幕からジョニー・ハーバートが走らせていたものの、全く良いところのなかったラルトRT23を、コース幅一杯を使ったアグレッシブなドライビングで決勝2位に導いたときの彼は、確かに素晴らしかった。
しかし、レースとは戦いである。彼らと同じレベルのドライバーが、あるいは、彼らと同じレベルのトータルパッケージが他に存在して、初めてレースが成り立つのだ。セナの時代には、プロストやマンセルやピケがいた。今はシューマッハフェラーリに対抗できるパッケージが他にない。
私は、シューマッハの引退を心待ちにしている。彼のファンには悪いけれど。