オレンジ色のマクラーレン

マクラーレンF1のテストカーはオレンジ色だそうだ。ロン・デニスが乗っ取る(!?)遥か前、確か60年代のM5だかM7ぐらいからM17ぐらいまで、マクラーレンといえばブルース・マクラーレンの出身地・ニュージーランドのナショナルカラーであるオレンジ色に塗られていた。ロータスJPSカラーになるまで、F1マシンは各国のナショナルカラーを纏っていたのだ。イギリスはグリーン、フランスはブルー、イタリアは赤。ドイツはシルバーで、日本は白地に日の丸。但し厳密に決まった色があるわけではなく、同じグリーンでもロータスとクーパーとBRMは違う色だった。
マクラーレンはM19から、マールボロ・カラーとヤードレイ・カラーの2種類のカラーリングで走るようになった。オレンジ色はヤードレイの方のサイド部に塗られていたが、M23の途中からヤードレイが降りてマールボロ・カラーだけになり、オレンジに塗られた部分はなくなってしまった。
(M19と同じ時期に、BRMチームも同じようにマールボロとヤードレイがスポンサーに付いていて、同じようなカラーリングで紛らわしかったような記憶がある。BRM P160と・・・もう一つ前のタイプはなんと言ったかなぁ、思い出せない)
今回のクルマ、ついでだから当時のキウィ・バードのシンボルマークも付けてくれればよかったのに。