09/30:「劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」@チネチッタ/新宿ピカデリー/MOVIX橋本

09/30(土)

カミさんは休みだがお出かけで、亜沙美はバイト~教習所。二人が出掛けたあと、7時40分ぐらいに家を出て、こどもの国線横浜線京浜東北線で川崎へ。チネチッタに行き発券して、外のベンチに座ってしばらく考える。予定ではこのあと、新ピカでユーフォ~シネマシティでドリームだったのだが、MOVIX橋本のユーフォ、Scr9がこの日だけなので、シネマシティのドリームをキャンセルし、橋本の最終回を予約。この翌日のチネチッタも予約済みだし、まだ1回も見ていない映画に、そんなに賭けて良いのか、って感じだけど。
チネチッタLive Zound。入りは6~7割ぐらいかなぁ。席はO-15。「ようこそ」のLive Zoundではこの1列後ろだったが、低域、といってもそんなに低くないところにひとつ大きなピークを作る調整で、いまいち馴染めなかった。今回も同じような調整なのかな、と思っていたのだが、始まってみたら全然違った。重低音のもやっとした感じは少しだけ残っているが、それ以外はほぼパーフェクトだと感じた。映画自体はTV版の総集編にとどまらず大胆な構成変更が行われており、大量の新規カットやキャストの新録音等、全くの別物と言って良い内容になっていてびっくり。「プロヴァンスの風」、「宝島」、「三日月の舞」の3曲がフルバージョンで描かれるのも嬉しい。「三日月の舞」の麗奈ソロ、突き刺さるような主張が感じられない、間接音主体の音になっているように感じられ、なるほど、麗奈が演奏終了後に取った行動はこのせいか、と深く納得した。しかし良い音と、映像とのシンクロ。開始数分、「Sound!Euphonium」のロゴとともに「プロヴァンスの風」の演奏が流れてきた瞬間に「ぶわっ」と涙が出てきて、他のお客さんの手前声を出さないように努力したが、誰もいなかったらきっと号泣していた。この後も、何度か涙があふれる場面があり、個人的には今年最も泣いた映画の一つじゃないかと思う。エンディング後、唐突に「リズと青い鳥」の予告が入ってびっくりしたが、これが「のぞみぞ」のことなんだな。この予告のおかげで拍手の間合いがつかめず。

劇場を出て地下に降り、早めの昼食。親子丼+ビール。次の新宿ピカデリーは14:20からで、だいぶ時間に余裕がある。ということで、京急に乗って品川まで行き、上野東京ラインで上野~山手線で新宿という遠回りルートを選択。それでも少し余裕があるので、新宿駅南口から降りて少し歩いてから新宿ピカデリーへ。
初めての新宿ピカデリー。ロビーのレイアウトが良くないという話は聞いていたが、う~ん、確かにこれは良くない。入場してから劇場までのエスカレーターも狭くて味気ない。もうちょっと何とかならなかったのかなぁ、という感じ。劇場前のスペースもちょっと狭い。でもまぁ、スクリーン1に入場してしまえば、中はきれい。ラインアレイのサラウンドスピーカーを持つ劇場である。席はO-17で、センターから1~2席左。O列は2階席が被らないぎりぎりのところだが、もう2~3列前のほうが良さそうな気がする。入りは7~8割くらいかなぁ。
音響だが、音量大き目で低音も出ており、バランスは良いと思う、ただ高域がちょっと細いというか、キャラクターを感じる音で、トランペットが(大げさに言うと)ミュートを付けたような音に聴こえた。あとはサラウンドから、センターで喋っている人の声が、センターとは別に小さく聴こえてくるような、不思議な鳴り方をしているのが気になった。…と思っていたのだが、ひょっとしたらセンターの音が何か…例えば2階席の前縁部分に反射して聴こえていたのかもしれない。センターからのセリフ自体はとても自然に聴こえて良いんだけれど。昼食後で、しかもビールを飲んだりしたもので、駅ビルコンサートのあたりの記憶がないのが残念だが、「三日月の舞」では涙が出た。劇場から出るときに、壁に「リズと青い鳥」のポスターが貼られているのに気付いた。これ、朝イチの回の上映中に貼ったのかな、と思ってツイッターを検索したら、やっぱりそうだったみたい。

新ピカを出て16:30ちょっと前。次のMOVIX橋本は20:30からなので4時間!もある。ぶらぶら歩いて西口に行き、京王デパートの8Fで早めの夕食。「さぼてん」に入って、とんかつとカキフライとビール。1時間以上かけてゆっくり食べたが、それでもまだだいぶ早い。でもまあ、一人で新宿にいても仕方ないので、京王線の橋本行きに乗り、座って目を閉じる。出来るだけ寝たかったがあまり寝られず。橋本では、まずMOVIXに行って発券し、駅近くまで戻って、本屋さんと喫茶店で時間をつぶして、20時ごろMOVIX橋本再訪。1.5往復したことになるが、駅から歩くと結構遠い。特に京王線の駅からはすごく遠い。コンセッション奥のベンチに座って待ち、案内と同時に入場。Scr9。中規模の箱で、TAD製のスピーカーが特徴。席はH-12で、センターからは1~2席左寄り。レイトショーなので入りは3割ぐらいかな。ぱっと見のイメージよりは座席の段差が少ないらしく、前の人の頭が画面下部に被る。音は、チネチッタLive Zound~新ピカScr1と来た後だったから、というのもあるかもしれないが、全般的に音圧低目に感じる。フロントからの音はきれいで、特に金管の響きはこの日一番だった印象。サラウンドで気になったのは、センターで誰かがしゃべると、サラウンドから何とも言い難い付帯音?が聴こえること。新ピカとは違ってセリフそのものではなく、残響音でもない音。あれは何だろうなぁ…。同じ映画を同じ日に3回見るのは初めてだけれど、さすがに感覚が鈍磨するのか、この回は泣けなかった。終了と同時に劇場を出て、橋本駅まで早足で歩くが、横浜線は問題ないものの、こどもの国線の終電が終わっていることが判明。土・日は23:04長津田発が最終で、これはいくらなんでも早すぎると思うのだが仕方ない。カミさんにLINEで連絡して長津田まで迎えに来てもらい、帰宅。ちょっと疲れた。