02/07:「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」スタッフトークショー付き@新宿ピカデリー

02/07(水)

定時で会社を出る。横浜から新宿ピカデリーに向かうのにはいくつかルートがあるが、この日は湘南新宿ラインを選択。一番前に陣取り、運転席越しに前を見る。湘南新宿ラインに乗ることはあまりない。前を見ていても、暗くて良く見えないのが残念。
新宿ピカデリーで、発券ついでにSMTメンバーズカードを作る。ユーフォあたりから、それなりに新ピカやMOVIX橋本に行っているので、まあ作ってもいいかな、と。これからユーフォが2本あるわけだし。
まだ少し時間があるので、一旦外に出てぐるっと歩き回ってから再度エントランスホールに上がり、コーラを買う。コンセッションの待機列で小銭入れを拾ったので、コンセの店員さんに渡しておいた。
18:50からの上映はスクリーン3。287席だから、bstより一回り小さいくらいかな。席はG-14で、多分あと2列くらい後ろがいいんじゃないかと思うが、トークショーがあるので前寄り。予約がなかなか埋まらなくて心配したが、当日になって見れば8~9割の入り。音響的には、やや低音増強気味かもしれないが、ソリッドでいい感じ。高域の煌びやかなところは少なめかも。正直ハッとするようなところはないけれど、安心して見ていられる音響だと思った。映写は、色は良いと思ったけれどピンが甘いんじゃないかな、最近のシネマシティと比べると。
この映画3回目なのだけれど、初めて全く泣かずに観ることが出来た。最後の二人のシーンなんか、子供の恋愛を見守る親の心境ですよ。いやまぁ、実際そういう年齢なんだけれど。振り返ってみると、今まで観ていて泣けがのが、主人公の心情に直接シンクロして泣けているのかと言われると良くわからない。あまり自分の心情を分析しながら観るもんじゃないとも思うし。でもこの日は、見ながらはっきりと「見守る親」的ポジションに自分を置いて観ていて、これは初めての経験だった。これから先どうなるんだろう。映画で若い子の心情をそういう立ち位置でしか観られないんだとすると、ちょっと寂しいのだけれど。上映終了後拍手。
すぐに、石原監督と脚本の花田十輝氏登場。石原監督は写真を見たことあったけれど、花田氏ってこういう人だったんだな。お二人とも忙しいせいか、当時のことはあまり憶えていないという雰囲気を漂わせつつ話が進んでいったが、
・基本的に、石原監督がアイディアを出して、花田氏が「で、それ最終的にはどうなるんですか?」と言ってつぶしていくスタイル。「監督のアイディアを通しちゃうと、最終的に纏めなきゃならないのは自分なので…」
・アニメオリキャラのうち、凸守は安産だったが、くみん先輩はそうではなかった。
・最初、異能バトルものにする構想があったが、「それって中二病じゃないですよね」「恋がしたいはどこ行った」ということで却下になった。
・映画の初期構想で、「全国パワースポットめぐり」とか「廃線探訪」とかの案があった。ジャカルタ(だったかな?)に行く案もあった。
・高山や大垣にも行かせるという話もあったが、移動が成立しなかった。
・一色の出番はあまりにご都合主義すぎないか、ということで、いろいろ検討し、一時は出番を削る検討もしたが、最終的には最初の脚本通りになった。
・「神様」は脚本には出てこない。
といった話が出てきて興味深かった。
完成試写会の直前、監督の最終チェックがあって、その場に花田氏が同席したのだけれど、終わった後、監督が花田氏の方を見て、「どうですか?」と行ったときの顔がとても嬉しそうで、僕が女だったら惚れてました、という花田氏の話はとても良かったな。
お二人(+司会の松竹のかた)を拍手で送りだし、新宿駅から小田急線で帰る。急いで歩いたので、電車の中で汗が出てきて困った。新百合ヶ丘で各停に乗り換え、玉川学園前までカミさんに迎えに来てもらって帰宅。