02/24:「アリーテ姫」片渕監督舞台挨拶付き@シネマシティ

02/24(土)

川崎から南武線で移動しシネマワンへ。1Fで発券した後少し時間があったので、高島屋の本屋さんに行き、高島屋伊勢丹の地下をぐるっと見て回った後、シネマワンに戻って2Fのfst。満席ということで、入場からかなりの混雑。ジンジャエールを買って入場。席はE-12で、前よりかつ右よりだが、争奪戦に破れたので仕方ない。
アリーテ姫」は初見。35mmフィルム上映で、事前に映写技師さんのツートであまり状態が良くないと言われていたし、当日の前説でも編成担当の椿原さんが同様のことを言っていたので覚悟していいたのだが、所々傷が目立つものの、音にノイズが入ったりすることはなかったし、画面が上下方向に揺れたりすることもなかった。ピントは良好。音は、デジテル記録なのかな。監督のツィートで、「「5.1ch使えたらなあ、こういう音にもなるんですが、今回は我慢ですね」と千住明さんが言っておられた」と書かれていたので5.1chではないらしいが、ちゃんとセンターに定位していたのでセンターチャンネルは使っているみたいだった。音質はすごく良かったなぁ。多少ナローレンジだが。
さて「アリーテ姫」、初見で、内容についてはあまり知らない状態で観たのだけれど、「この世界の片隅に」に至る片渕監督のその後の歩みを知った状態で見ると、感慨深いものがある。壺の中に水と一緒に入れると、水がこぼれてもいっぱいの状態を保つ石が出てくる。これ、壺にただ水と石を入れて置いておくだけではダメで、水をこぼさないと新たな水が生み出されないという設定になっていて、これはうまいなぁ、と思った。最後のシーンは良かったですね。
終了後に監督が登場し、椿原さんから振られた話題に応えるなどのトークをした後、客席からの質問に答えるコーナーになったが、これが凄かった。質問者もヘンに外した質問がなくてよかったが、それらに対する監督の答えが、なんというか、すべての質問に対して「そういうことだったのか」という驚きをもたらすようなものになっていて、これは質問者全員サクラで、事前に入念な打ち合わせがあったのではないかと思ってしまうほどだった。全部で40分ほどのトークで終了。立川駅から中央線~横浜線こどもの国線。駅からは歩いて、21:05ごろ帰宅。