11/16:「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」@丸の内ピカデリー(ドルビーシネマ)

11/16(月)

出社日。定時まで仕事をして、その後山手線で有楽町へ。少し時間があるので、12月半ばに宿泊予定のホテルを確認。中には入らなかったが、入り方はわかった。11月にしては気温が高く、スーツ姿で歩いていると少し暑い。
丸の内ピカデリーは来たことはあるが、ドルビーシネマは初めて。エレベーターで5Fに上がると、薄暗いロビー。あまり広くないので、発券してトイレに行った後、一度1Fに降りてぐるっと歩いて時間調整し、再度5Fへ。コーラを買って入場。席はK-14で、かなり後ろの方だけれど、スクリーンが高い位置にあるのでこの辺が良さそう。左右方向は1~2席ほど右より。予約に出遅れた割には良い席。ほぼ満席である。上映中は静かだったと思うが、人の出入りがけっこう多かった印象。
ここは2度の改装を経てドルビーシネマになったらしく、当初より席数を減らしたり、床面を階段状にしたりしているそうだが、床の剛性が低く、歩くと安っぽい音がするのは興醒め。もうちょっとなんとかしてほしかった気がする。
近眼用のメガネを忘れてしまい、裸眼での鑑賞だったので解像感はよくわからず。場内がほぼ真っ暗なせいもあって、黒が本当に黒く、明るいシーンが鮮やかなのは良かった。音響は特別にものすごいとは思わなかったけれど、わずかに高域が耳についた以外は良好。なぜなのかはよくわからないけれど、観終わったときに「映画を観た!」という実感が強く感じられたのはとても良かった。
さて、久々の劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン、もちろん基本的にはとても良いのだけれど、どうしてもディートフリートの「じゃあ、本当はどうしたかったんだ」というセリフが気になってしまう。あそこは、ギルベルトがヴァイオレットからの手紙を読んで、自分がヴァイオレットに与えたものに気づくためのステップなので必要なセリフなのだが、ディートフリートのそれまでの言動から、彼が言いそうなセリフではないように思える。まぁあのシーンのディートフリートは、それまでとは違って素直な心情を言葉にしているのだけれど。あと、「ブーゲンビリアの家は俺が継ぐ」ってのも違和感あるかな。
そうそう、毎回観るたびに思うんだけど、デイジーが元CH郵便社の建物に行く前だったかな、実世界換算で、60年代終わりから70年代初めにかけてぐらいに作られた、と思しきクルマが一瞬映るのが好き。あの一瞬で時代がハマるのは、自分が60年代・70年代を生きてきたからかもしれないが。
久々のヴァイオレット(というか映画鑑賞)を終え、銀座駅から丸ノ内線半蔵門線田園都市線と乗り継いで青葉台。駅までかみさんに来てもらって帰宅。