05/11~05/14:出雲大社と厳島神社の旅

05/11(木)

この日から二泊三日で旅行。木・金は晴れの予報だが、最終日は雨かも。ということで、荷物に傘を入れた。06:00にクルマで家を出て、首都高横浜北西線~湾岸線経由で羽田空港。1時間ほどで到着し、予約しておいたP3駐車場に駐車。少し時間があるが、そのまま保安検査場を通過して出発ロビーへ。飛行機に乗るのは、郁也の結婚式に行ったとき以来だから7年ぶり。08:15出発のANA。基材はB787-9で、席は11列の左から3席。
定刻出発。少し雲があるが基本的に良い天気で、東京の風景も富士山も、名古屋や京都の街並みも良く見えた。気流も安定していて揺れない、快適なフライト。ほぼ定刻通りに広島空港着。トヨタレンタカーの窓口に行き、少し待って営業所までマイクロバスに乗り、クルマを借りる。クルマはヤリスのHV。同じ料金クラスにアクアがあり、そちらが良かったのだが仕方ない。亜沙美は、後席レッグスペースが狭いと言うが、まぁフィットに比べればたいていのクルマは狭い。とりあえず営業所から走り出し、少し行ったところで路肩に停めて、ナビの設定。よくわからないので、まずは尾道駅を目標として走り出す。このクルマのナビは通信機能があるらしく、工事個所などの情報が出るので便利。ヤリスは、概ね静かで運転しやすい印象。来週の広島サミットに向けてか、警察車両が多く走り回る中を尾道へ。近くに来たところで、カミさんのiPhoneで補助しながら、目星をつけておいた尾道ラーメンの店の近くに駐車場を見つけて駐車。バックモニターに予測線も出るし、前後左右が何かに近接すると警告音が鳴るし、至れり尽くせりなのだが、車両感覚がつかめずに駐車しづらかった。まぁ慣れてないからな。
少し歩いて、「尾道ラーメン 一(はじめ)」に行く。小さな店だが、まだ午前中なので、お客さんは少ない。3人とも尾道ラーメン味玉付を注文。「尾道ラーメン」を名乗るラーメンを食べるのは初めてで、この店が標準的なのかどうかわからないが、なかなか美味しかった。尾道は特に観光することなく出発し、日本海側に移動して中海の江島大橋(ベタ踏み坂)に向かう。E54を走っているときに、アダプティブ・クルーズコントロールがついていることに気づいて使ってみたが、これ、めちゃくちゃ便利だな。最近のクルマは標準装備されているものも多いようで、衝突防止にカメラやレーダー積んでいるなら、追加コストはほとんどないのだろう。遅い車の後ろでずっと一定の開度でアクセルを踏んでいる苦行から解放され、快適なドライブ。途中宍道湖PAに寄っただけで、江島大橋の西側のコンビニ駐車場に到着。ここのために持ってきた70-300で橋の写真を撮り、コンビニで買い物。正直300mmでも足りない印象。500mmは欲しいかな。
一旦橋を渡り、向こう側でぐるっと回って再度橋を渡りなおし、次の目的地は出雲大社そばの稲佐の浜。本当は一畑電車沿いを走りたかったのだが、時間がないので高速をひたすら走って、15:50頃着。砂を採取して出雲大社に向かい、歩いてうろうろしてから、素鷺社に行こうとしたら通行禁止になっている。16:30までとのこと。仕方ないので、翌日宮島に行く前に来ることにして、宿に向かう。宿は日御碕にある「界 出雲」。17:20着。部屋は東側3Fの、朝日を望むトリプルルーム。部屋に荷物を置いて少し休んだ後、2Fの「トラベルライブラリー」で飲み物を飲んで外を眺める。天気は良いが非常に風が強い。夕食は19:30から。特にグレードアップせず標準のままだが、「界 アルプス」同様食事は良いと思う。日本酒を合計4合一度に注文し、飲み比べつつ食事。食べ終わって食堂を出ると、「石見神楽」が始まる時間。ホテルのスタッフが演じているということだが、なかなか楽しめた。暗いので写真を撮るのには苦労したけれど、ISO12800まで上げて、動かないで止まっていてくれれば、まぁ何とか。あとはLightroomの新ノイズリダクションに頑張ってもらおう。大浴場で塩気の強いお湯につかり、部屋に戻ったら眠くなり、ちょっと横になるつもりが爆睡。


05/12(金)

この日も好天。05:00に亜沙美に起こされ、日の出を見る。海からではなく半島?の上だが、きれいに見えた。釣り船が出ていて、150mmでは足りないな、と思いつつ撮っていたのだけれど、今考えると70-300があったんだよな。その時には完全に忘れていた。06:20に宿を出て、出雲大社再訪。前日と同じく稲佐の浜に行き、ポリ袋の砂を足してから、素鷺社に行き砂を交換。その他、前日見られなかったところ等じっくり写真を撮る。
宿に戻る途中、日御碕神社に寄る。こじんまりとしているが趣のある神社、カミさんを下で待たせたまま、亜沙美と二人で奥まで行ってみたが、なかなか良い雰囲気だった。
宿に戻って08:30。食事は09:30からなので1時間ある。ということで大浴場へ。たくさん宿泊客がいるはずなのに、前日は3人、この日は1人しかお風呂に入っている人がいない。どこに行ってもお風呂は空いていることが多いのだけれど、他のお客さんはいつ入っているんだろう?
09:30から朝食。夕食に引き続き、こちらも良いと思う。満足して部屋に戻り、荷造りして10:15ごろチェックアウト。最後にエントランス前で写真を撮ってもらう。界 アルプスと同じく、食事は満足で、若いスタッフの接客も悪くないが、部屋のリノベーションが今一つ。コンセントにUSBポートがないのも、最近オープンした宿としては問題だし、何よりトイレの遮音がよくない。レイアウト上難しいとは思うが、扉だけでも換えてほしいと思った。
「道の駅 大社ご縁広場」にちょっとだけ寄って、あとは宮島口を目指してひたすら走る。南北に走るE54は、基本的に片側1車線で、時々追い越し車線が出てくるので、そこまではクルコンで走り、追い越し車線が出てきたらスピードを上げて遅いクルマを(みんなで)抜く、というのの繰り返し。ひたすらナビの言うとおりに走って、13:15ごろ宮島口着。駐車場は予め予約しておいた「タイムズのB」だが、どこも満車で入れない、という感じではなかった。
宮島に渡ってからだとお店が閉まってしまう可能性があるので、宮島口で昼食。予め目星をつけておいた「あなごめし うえの 宮島口本店」に行く。自分たちの前に6組待っていて、しばらく待合スペースで待たされたが、それほどは待つことなく案内された。あなご飯の「上」を三人前と、自分用に瓶ビールを注文。あなご飯は煮あなごではないので歯ごたえがあり、比較的薄味だが美味しい。「上」と「並」は量の差だけれど、けっこう量があったので「並」でも良かったかもしれない。
14:25のJRフェリーで宮島へ。他のお客さんが乗り始めてから急いで乗ったのだが、結構混んでいる。厳島神社の鳥居方面へ迂回するルートで宮島へ。少し早いが、フェリー発着上のすぐ近くにある、この日宿泊の「ホテル宮島別荘」に行きチェックイン。4F海側の、眺望の良いトリプルルーム。部屋の広さは「界 出雲」と同じくらいだが、こちらはバスタブがある分、リビングスペースは少し狭いかな。トイレの場所は問題なし。立派なマッサージチェアがあり、自分はこれが気に入って、部屋にいるときはこれに座っていることが多かった。問題は(これは「界 出雲」もだが)部屋の入り口ドアが内開きなわりに靴を脱ぎ履きするスペースが狭く、部屋の出入りが非常にしにくいこと。あと、建物全体としては、小さなエレベーターが1台しかないのが問題だな。せめて2台は欲しい。暑かったので部屋のエアコンを低い温度にして、1Fの宿泊者用ラウンジに行き、ソフトドリンクをがぶ飲みして喉の渇きをいやした後、厳島神社に向け出発。観光客が多いのと、鹿が多いのが新鮮。観光客は日本人と同じくらい、欧州と思しき外国人がたくさんいる。出雲大社はこんなにいなかった。夕方と早朝しか行っていないからかもしれないけど。厳島神社に入って、1時間ぐらいかけてゆっくり見る。カミさんと亜沙美は、出雲大社で入手した御朱印帳に御朱印を貰っていた。
反対側から出て、ゆっくりと歩いて宿に戻る。この時点で17:30ぐらい。ちょっと休んで18:00から夕食。夕食はブッフェで、「アル・ケッチャーノ」の奥田シェフがプロデュースとのこと。蒸しガキは美味しかったが、全般的に薄味でパンチに欠ける印象で、それほど食欲をそそられない、というのが正直なところ。あなご飯から時間がたっていないからかもしれないが。フリードリンクだが、何故か赤ワインがなかったのは不可解。スパークリングワインが美味しかったからいいが。
7時過ぎには食べ終わり、一旦部屋に戻って支度を整え、20:45の遊覧船に乗る。あちこちの宿から送迎のクルマが来ていて、思ったよりずっと人数が多い。船は屋形船タイプで、ガイドのお姉さん付き。引き潮なのであまり近づけないが、出来るだけ鳥居に近づいてサーチライトで照らしてくれる。頑張って写真を撮ったが、暗くて揺れる舟なので歩留まりは低い。それでも何枚かは撮れた、と思う。桟橋まで戻った後、今度は鳥居に直接歩いて渡るために、再度歩いて鳥居へ。正直疲労困憊で、行かないで部屋に戻ろうかとも思ったのだが、暗い中頑張って歩く。それなりに人はいて、皆さん写真を撮っている。自分も撮影。陸側からだと、ライトアップが明るいのでそこそこ撮れる。
ほとんど人がいない表参道商店街を歩いていると、突然シャッターがガタガタと音を立ててびっくり。愛媛県震源とする地震だったらしい。揺れは大したことなかったが音で驚いた。あとは特に何事もなく、歩いて宿へ。大浴場で入浴し、マッサージチェアで体をほぐして就寝。


05/13(土)

05:00ごろ起床し、06:20ごろ宿を出て三度目の厳島神社。けっこう雨が降っている。潮位が上がっているので、鳥居も建物も海の上。拝観料を払って中に入り、ゆったりと写真を撮る。前日はタムロンの35-150を付けてきたが、雨だし、傘をさしていると重いカメラは辛いから、この日はツァイスの24-70。
07:40ごろ宿に戻り、入浴して09:00からの朝食。夕食と同じくブッフェだが、夕食と違い悪くなかった。だいぶ遅い時間なので、他のお客さんはあまりいない。ゆっくりと食事して、一旦部屋に戻ってから亜沙美と二人でカレーパンを買いに行き、荷物を纏めて10:30ごろチェックアウト。悪い宿ではなかったし、フロントの対応等良かったが、素晴らしい宿、という感じではなかったな。フェリー乗り場に行ったら、JRが出発間近だったので急いで乗り込み、宮島口へ。雨は強くなっている。土産物を少し買って、クルマに歩く。近い駐車場で助かった。
昼食時間が近いので、せっかくだから広島焼のお店を探し、広島市街までの途中にある「お好み焼き ひで屋 草津南本店」というところに行くことにしてクルマを走らせる。11:40過ぎに到着。お店に訊いたところ、テイクアウトの注文がたくさん入っていて40分ほどかかるということだったので、テーブルについて、若い店主が焼くのを見ながら待つ。思ったよりずっと時間をかけて、じっくり焼いているのが印象的。3枚頼んで食べたが、どれも美味しかった。
13:00ごろ出発し、広島市内へ。特に予定もなくぐるぐる走っていたのだが、とりあえずオリヅルタワーに行ってみようか、ということでクルマを駐車場に入れ、雨の中を歩く。原爆ドームの写真を撮り、オリヅルタワーに着いたが、展望スペースが2,200円!というので諦め、トイレだけ行って退散。トイレは地下にあり、階段で降りるしかなさそうなのに、身障者用の立派なトイレがあったのがシュールだった。全般的によくわからん建物。
クルマを出し、呉方面に向かって走る。カミさんがiPhoneを充電するために、ダッシュボードのUSBポートに繋いだのだが、これがApple CarPlay対応のポートで、ナビの表記がよくわからない状況になり、道案内が途切れてルートを外れてしまった。だいぶ遠回りになってけど、特に呉でやることがあるわけではないので無問題。そのまま淡々と走り、17:00ごろレンタカーの営業所でクルマを返却。ヤリスHVは、後席のレッグスペースが足りない以外は良いクルマだった。平均で30km/l以上走ったし。
飛行機は18:45なので、1時間強ある。特にすることもないので、空いている時を見計らって保安検査場を抜け、待合スペースでまち、アナウンスに応じて機内に。帰りはボーイング787-8で、行きのより古い機体。ディスプレイ周りの仕様も、行きの787-9の方が良かった。帰りのフライトは強い追い風で、早く着いたのは良かったがすごく揺れた。
駐車場に置いておいたクルマに荷物を載せ、出発。駐車場内を、多分ご自分のクルマを探してうろうろしている男性がいた。ちょっとかわいそう。帰りも域と同様、湾岸~横浜北西線で、途中コンビニで食料を調達し、21:30ごろ帰宅。
ということで、2泊3日の旅行が終わった。最終日の天気は残念だったが、2日間は良い天気で楽しめた。ヤリスHVで、クルーズコントロールと純正カーナビの良さに目覚めたので、ウチのクルマの買い替えも加速させようと思う。


05/14(日)

亜沙美は午後から出かけるが、自分とカミさんは完全休養日。買い物に行くつもりだったが、面倒なので夜はケータリングにする。洗濯をするはずだったのだが天候不順で出来ず。
ということで、不在中に溜まったアニメ録画のエンコと、Lightroomでの写真現像を主にやっていた。高ISOで撮った写真は、AIノイズ除去でかなり良い感じになった。もう少し行けそうなので、カメラのISO設定を上限25600に変更。
亜沙美は14:00過ぎに玉学まで送って行き、19:00ごろお迎え。翌日の仕事に備えて早めに寝たが、亜沙美とカミさんは夜中のアーセナルvsブライトンを見ていたようだ。自分は、月曜日の早朝に起床してから見逃し視聴。ブライトンの快勝だった