何日か前、クルマで桜の下を走っていたら、カミさんが「ソメイヨシノはクローンだから、枯れるときは全国で一斉に枯れるってテレビでコメントしてた」と言うので、きっとそれは、ワイドショーか何かで誰かが言った冗談だったんだけど、スタジオにいた人にはウケなかっただけなんじゃないか、と思った。
「クローン」って、何だか胡散臭いものだと思われているんだろうなぁ、きっと。
ソメイヨシノは挿し木で増やすんだろうが、バラの園芸品種は一般的に「接ぎ木」「接ぎ芽」といったクローニングで増やすし、私はバラ以外は良く知らないけれど、多分他の植物で、園芸品種を同じようにして増やしているものはたくさんあるだろう。何故ソメイヨシノだけが、そういう言われ方をするのだろうか!?
ちなみに、ソメイヨシノの寿命は50〜60年と言われているが、根拠がない、と書いてある資料もあるようだ。
そもそも、クローンの全個体が一斉に枯れるとして、寿命がそんなに短いなら、江戸時代に生まれたソメイヨシノは、とっくになくなっちゃってるハズじゃん。