この時期、ロザリアン(バラ愛好家)の手は、剪定・誘引作業で傷だらけになっているのが普通である。いや、ひょっとしたらみんな、ちゃんと手袋をしたままで、何の苦もなく麻ひもを結わえたり出来るのかもしれないから、普通ってのはおかしいか。少なくとも私の手は、毎年傷だらけである。
単純に引っかいたり刺さったりしただけなら、その時は痛いけれどたいしたことはない。困るのは、刺の一部が残ってしまったときで、皮膚の中にほんの少し残っただけでも、場所によっては腫れるし、痛みがいつまでも残る。
仕方ないので、刺抜きや針を使って取り除くのだが、寄る年波!で眼が遠くなり、指に刺さった刺が良く見えない。
去年はここまでではなかったので、ここ1年で急激に老眼が進んだのだろう。
今も、右手薬指の先端に痛みを感じる場所があるのだが、どう眼を凝らしても刺が見えない。確かに刺さっていると思うんだがなぁ。