入院(1)

07/08(月)
仕事中の夕方、右胸に痛みを感じたのでが特に気にせず、普通に残業して帰宅。
夜、横になろうとすると結構痛みがあることに気づく。

07/09(火)
朝は普通に会社に行ったのだが、胸の痛みがだんだん酷くなってきたので、健康推進室に相談。いちおう、検査設備の整った病院に行った方がいいだろうということで、紹介状を書いてもらい、新山下のみなと赤十字病院にいくことに。
みなとみらい線で元町中華街駅まで行き、そこからタクシーで病院。レントゲン撮って血液検査して、さらにCTをとられた。、ひそかに予想していた気胸ではなく胸膜炎+肺炎との診断。抗生物質と痛み止めを処方され、翌日来るように言われて帰宅。からだの向きを変えると激痛が走るので、寝るのも一苦労。

07/10(水)
かみさんにクルマで同行してもらい、朝からみなと赤十字病院へ。
ふたたびレントゲン撮影。昨日より悪化しているので、できれば入院した方が良いとのこと。入院するにしても、みなと赤十字病院は自宅から遠いので、自宅の近くでベッドに空きがある病院を探してもらい、昭和大学藤ヶ丘病院に入院することに。
クルマで新山下から藤ヶ丘へ。呼吸器内科の先生に症状を説明し、針を刺して胸水を取るというので先生の処置に任せていたら、どうも様子がおかしい。そのうち消化器の先生がいらして、腹部エコーを見たりしている。あとで説明されたところによると、胸水を取るはずが、間違えて胆嚢を刺し、胆汁を取ってしまったとのこと。血管造影剤を入れてCTを撮り、経過確認のために2〜3日絶食(水分もダメ)だそうな。なんだか余計な問題を抱え込んでしまったが、何はともあれ、人生初入院である。

07/11(木)
この日は、ひたすら点滴。一日中熱が下がらず、胸の痛みも悪化している気がする。全くなにも食べていないのだが、それは意外と気にならない。ただ、トイレに行くにもナースコールして、車椅子で行くというのはなんとも大袈裟な感じ。
カミさんに頼んで、NEXUS7とモバイルルータ、NW-Z1070を病室に持ってきてもらう。電源はCheeroのモバイルバッテリーを2つ買い、交互に充電して持ってきてもらうという方法で確保。あとは録画したアニメをEX490で自動エンコしたものを、適宜USBメモリに入れて持ってきてもらうことに。

07/12(金)
この日も前日と同じ。胸はずいぶん楽になってきたが、肺炎の範囲は広がっているらしい。

07/13(土)
どうやら胆嚢は大丈夫そうと言うことで、この日から食事再開。但し五分がゆである。美味しくないが仕方ない。
会社の友人が見舞いに来てくれて、しばらく話していった。
カミさんに頼んでG5を持ってきてもらう。食事くらいしか撮るものないけど。

07/14(日)
昼過ぎから左足の太もも、ふくらはぎが腫れてきて、15時くらいにはパンパンになってしまった。看護師さんに言ったら循環器の先生が来て、造影剤を入れてのCT撮影。見舞いから帰宅していたかみさんが呼び出されて、病状の説明。
左足の静脈が、血栓で詰まってしまい、血流が阻害されているとのこと。血栓を溶かす薬を大量に点滴するが、剥がれた血栓が心臓や肺に飛ばないよう、静脈にフィルターを入れてから行うと。どうやっていれるのかと思ったら、首の静脈からカテーテルを入れてやるんだと。慌ただしく準備をして、21時くらいからフィルター挿入。多分1時間位かかったかな。思っていたより上の方まで血栓が来ていたようで、処置が遅かったらまずかったかもしれない。
そのままICUに運ばれ、血栓を溶かす薬を点滴。なんというか、お腹の辺りが気持ち悪い。

07/15(月)
一夜にして、呼吸器内科の一般病室から循環器内科のICUにクラスチェンジ。環境の変化に戸惑うばかり。治療としては点滴を継続。カテーテルを入れた首の傷は塞がらず、じくじくと血が出るので派手にガーゼで圧迫され、結構痛い。トイレは車椅子どころか、とうとう人生初尿瓶である。なんとか自分でできるのが救いだけれど。

07/16(火)
たぶんこの日だと思うのだけれど、看護師さんが頭を洗いましょうと言って、やってくれた。もちろんまだ入浴やシャワーは無理なので、どうやるのかと思ったら、大きな紙おむつみたいなものをベッドと頭の間に敷き、ボトルにいれたお湯で髪を濯ぎながらそれに吸わせるという、なかなか面白い方法。

07/17(水)、17/18(木)
ただ寝てるだけの日々。首の止血部分が痛いので首を回せず。

07/19(金)
午前中にCT撮影。血栓はなくなってはいないものの、まずまず順調に縮小。ということでICUを出て一般病室へ。
歩いてトイレに行ける!