11/06:「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」@イオンシネマ海老名

11/06(月)

午後から海老名で仕事をして、終わったのが16:20。そのまま会社を出てイオンシネマ海老名に行き、フルマークのポイントカードを使って、窓口で17:35の「ラストレシピ」を取る。コーラを買ってスクリーン6へ。映画を見るようになった去年・今年、AC海老名はスクリーン7しか入ったことがなく、スクリーン6は初めて。そういえば、幕張新都心もULTITAの8番しか入ったことないなぁ、港北NTはけっこういろんなスクリーンで見てるけど。席はG-18。ここは一番後ろがAで一番前がP、番号はスクリーンに向かって右から左に大きくなり、しかも8番から始まる。18・19が左右センターだが、Gよりひとつ後ろのFあたりがベストかもしれない。お客さんは7人かな。音響は、古いスピーカーなので帯域は狭いと思うのだが、音量が適正なせいかあまり感じさせず上手く鳴っている。面白いのは、劇伴がスクリーンから左右に大きく広がり、しかもスクリーンより手前に音像があるように感じられること。これって箱の形状でこうなるのかな。それでいてセリフの定位はちゃんとしているのが心地よい。映写もきれいだし、なかなか良い感じの箱だが、シートピッチが狭く、膝の余裕が少ないのが欠点。
さて、「ラストレシピ」、あまり興味がなかったのだが、タイムラインを見ていると評判が良さそうなので興味が湧いた。面白い話だったと思うのだけれど、主人公の「一度食べたものの味を再現することが出来る」という能力、主人公の血縁関係を示すためにだけ使われていた印象。そもそも最初のシーンで、老夫婦の初デートの思い出であるオムライスを再現してみせたけれど、彼はそれを食べたことがあったんだろうか?ひょっとしたら説明を聴き逃したのかもしれないけれど。まぁオムライスを含め、出て来る料理はどれも美味しそうで、そこは良かったと思う。二宮和也西島秀俊も良かった。ただ竹野内豊は「彼女がその名を知らない鳥たち」のせいで胡散臭い印象しかなかった。まぁ当たっていたんだけど。宮崎あおい、当時のカメラとフィルムでそんな撮り方したらブレブレでしょ、オリンパスのデジカメじゃないんだから。なんてことを思わせるシーンもあったけれど、概ねさらっと美味しく頂いた感じ。自分にとっては、後々まで忘れがたい鮮烈な印象を残す味、というのではなかったように思う。
映画が終わって明るくなったので立ち上がり、階段を降りて劇場の出口に向かったのだが、扉が閉じたままだった。自分で扉を開けて外に出て、コーラの空き容器を捨てようと見回したのだが、スタッフが誰もいない。平日で入りが良くないとしても、これは宜しくないと思うなぁ。印象悪い。駅まで歩き、小田急横浜線こどもの国線で帰宅。