ひと昔前のF-1

ウィリアムズにプロストが乗っている年(93年?)の映像を久しぶりに見た。当時のウィリアムズはアクティブサスなので、オンボードカメラでフロントサスの動きを見ると、コーナリング時に逆ロール制御(クルマをコーナー内側に傾ける)をやっているのがわかって面白い。
当時は、コースの特定の場所で車高を(前後独立して)変えたりしていたらしい。それを聞いたときは、普通のクルマに応用できない技術を使うのはなんだかなぁ、と思ったものだったが、最近では、一般道でもGPSを使って先のコーナーを把握できるので、そんなに非現実的な技術じゃないのかも知れない。
今はアクティブ禁止なので、どのクルマもコーナーで多かれ少なかれロールしているわけだけれど、それでも破綻しないような空力設計になっているわけだ。フロントウィングの両端付近が地面から離れているのなんかは、そういうことなのかも。