01/16:「ガールズ&パンツァー最終章 第1話」音響スタッフトークショー付き@シネマシティast/通常上映@cst

01/16(火)

16:50ごろ会社を出て、東海道線南武線で立川へ。まっすぐシネマツーに向かい、発券してトイレに行ってビールを買い、開演25分前ぐらいにast待機列に並ぶ。既に列が階段踊り場まで達している。20分前ぐらいに開場。席はいつもより前寄りのH-10。当然満席。本当はH-8ぐらいが良かったんだけど取れなかった。
前説の姐さんが出てきただけで拍手が起こるast。明日はケイの誕生日だけれど来られないので、サンダースのタンクジャケットを着てきました、ということでまた拍手。通常通り予告を数編流した後上映開始。astの最終章は、公開初日以来だから1カ月ぶりくらい。前寄りのせいかセンター大き目。大音量でも歪っぽさ皆無のレオポンはやはり凄いなぁ。ここでユーフォを観る(聴く)のが今から楽しみだ。
終映後、トークショー。告知では岩浪さん・小山さんだったのだが、実際には山口さんと杉山Pも加わって4人体制。それに「例の飲み物」をサーブする姐さん加え、5人入り乱れてのトーク。基本的にはgdgdだったけれど、
・劇場版120分と同じくらい脳と耳を使うように設定してある(主に音像の移動と日常パートの音圧)
・いろんな音が入っている中でセリフに注目させるために「カクテルパーティー効果」を意識して音づくりをした。
・劇場版では、全チャンネルフルビットになっている箇所があるが、今回はそういう箇所はない。
・TV~劇場版~最終章で、砲撃のアタックから後の部分がだんだん下がっている。TVの音を今聞くと、砲撃が「ドーン」という感じだが、本作は「ドン!」という音。人間の耳はアタックで音量を判断するので、後は下げても大きな音として認識する。
・ポルシェティーガーがEPSを使うシーンは、モーター音優先でセリフを後ろにずらした。
等々、「例の飲み物」の押し付け合いの合間に岩浪さんが「音の話をしよう!」と軌道修正してくれたおかげ?で、それなりに音の話も聴けて面白かった。
あと、今後の展開について、「脚本を読んで、そっちに行っちゃうんだ!と思った」「そっちに行ったら(作り手が)大変だ、という方に敢えて行っている。作り手は大変だけれど間違いなく面白くなる。でも、いつ出来るか…」みたいなことを言っていた。
最後、総集編と最終章第1話の円盤発売告知をする杉山Pの横で、岩浪さんが爆弾発言?をして杉山Pがフリーズする事態があったんだけど、各所調整してから決めるから書くな、ということだったので書かない。発売2か月前にいきなり言われても困るだろうなぁ、とは思うが、逆に、これからでも物理的には間に合っちゃうんだ!?と思った。杉山Pが「ホント困るから、いきなりこういうこと言わない!」と岩浪さんにぼやいたのに対して岩浪さんが「でも、オレよりあんたの方がそういうの多いでしょ」と言っていて、杉山Pも「う~ん、そう、かな」みたいな感じだったのが面白かった。そうなんだ。

10分近く押して、次のcstの上映開始まで10分ほどしかなくなってしまったので、急いで前方扉を出て1Fに上がり、エスカレーターを乗り継いで4Fへ。トイレに入ってから入場。席はI-9。入りは5~6割ぐらいで、多分ほとんどがastから来た人だと思う。上映時間になって、姐さんの紹介で岩浪さんと杉山P登場。
岩浪さん曰く、シネマシティのサイトの極爆の説明に「作り手が聴かせたかった音を再現」とか書いてあるけどそんなことはない。極爆はアトラクションとしては大いにありだけれど、作り手としてはきちんとメンテナンスした劇場で、基準通りの音量で聴いてもらえば、ちゃんと迫力のある音になるように作っている。cstとdstの音は、シネマシティの映写技師の雨宮さんにスタジオに来て聴いてもらった音を再現してもらっている。地元に帰っていろんな劇場でガルパンを観て、ここと同じ音が鳴っていたら、そこはちゃんとした劇場だから、周囲に拡散してほしい。最終的には全国の劇場で、きちんとした音で作品を見てもらえるようになるのが目標、と。
みんなで「パンツァー・フォー」した後にいきなり上映開始。同じ通常上映としてdstとの比較になるが、dstが中高音にややキャラクターを感じる音だったのに対し、こちらは意外なほどおとなしい中高域。dstで感じた歪感やセリフのリバーブは微塵も感じないが、Cchが音量低めでやや引っ込み気味。橋の上のシーンで、桃ちゃんが「何故だー!!」と喚くシーン、砲撃の音に埋もれて声が聞こえ辛いほどだった。サラウンドも全体に低音重視で重心低い感じ。前と左右のつながりはdstの方が上かも。OPのヴォーカルは、生っぽさはdstより上だけれどスクリーンのちょい後ろで歌っている感じ。フリントさんの歌は、dstのような荒々しさはなくてキレイに聴こえた。総合的には甲乙つけがたいが、dstの方が好き、かな。

その後、岩浪さんはast最終回の前説でけっこうはっちゃけたらしい。そっちも聴きたかったが仕方ない。astの閉まった扉を横目にシネマツーを出て、立川駅から南武線小田急線で玉川学園前まで行き、カミさんに迎えに来てもらって帰宅。