09/11:「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」@チネチッタ

09/11(金)

週に一度のオフィス出社。こういう日々もそろそろ終わりそうだが。
定時を30分ほど過ぎたところで退社し、京浜東北線で川崎へ。時間に余裕があるのでゆっくりとアゼリアに向かい、まずは夕食。その後ヨドバシカメラで時間調整してチネチッタへ。20:50からCINE8で「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」。席はK-14で、けっこう前寄り。初日レイトということでそこそこの入り。LIVE ZOUNDだが極端な調整がなされているということはなくて、特に意識せずに観ることが出来た。
「コトブキ」は、TVアニメは観ていたがそれほどのめり込むことはなく、正直ストーリーも忘れていた。映画は総集編+一部新規カットということなので、見たことのある場面が多かったはずだが、記憶にあったのは半分ぐらい。新鮮な気分で観られたのは良かったが、正直TV版を観ていたときと同様、あまり刺さる部分はなかったかなあ、という印象。一回見ればいいのかな、と。ラスト、恩恵というか資源というか、そういうもの自体を潰して、独り占めされることを阻止して、めでたし、みたいな流れなのだけれど、あれ観ていて強烈な違和感があった。それでいいのか?F-86Dは何のメタファーなのかよくわからないが、このままにしておくと第五世代戦闘機同士の空中戦になっちゃうから、進化を止めて第二次世界大戦当時のテクノロジーを使い続けることを選択した、ってことだよね?作劇的に、それが正義だ、という流れになるのがよくわからん。別に「ヒストリックカーレース」をやっているわけではなくて、戦争ではないにせよ戦っているんでしょう??「戦車道」みたいに枠組みを明示してくれるんならわかるんだけど、F-86D出てきちゃうし。
飛行機の動きはアトラクティブで、観ていて楽しいが、後半に出てくる「震電」が、急激な機首上げで減速し(所謂「コブラ」)、追尾してくる敵をやり過ごす機動を多用していたけれど、あれ、機首上げからどうやって復帰するんだろう?プロペラ後流がエレベーターに当たる通常の機体と違い、プッシャーだと復帰できないんじゃないかと思うんだけど。まぁアニメだからどうでもいいんだけど、そのあたり誰か解説した記事はないものか。
ということで、もやもやした心情を抱えつつ、京浜東北線横浜線長津田。カミさんに長津田まで迎えに来てもらって帰宅。