12/03、12/04:きなこ死す/「THE FIRST SLAM DUNK」@チネチッタLive Zound

12/03(土)

前日は朝4時からのサッカーW杯 日本-スペイン戦をリアルタイムで観戦し、奇跡のような勝利に沸き上がった状態で出社。日本がドイツとスペインに勝つなんて、開幕前には予想できなかった。
この日、朝起きて、きなこのケージを寝室からリビングに移し、ヒーターの通電を確認。3人とも出かけてしまうので餌をあげないと、と思って寝床を覗くと様子がおかしい。触っても動かない。体温も感じない。
カミさんと亜沙美を呼ぶ。床材としていたペーパーに少し血の跡がある。前日に床に落下させてしまったので、それが直接の死因かも知れない。その時は大丈夫そうに見えたのだが。
きなこは、ここしばらくは固形物をあまり食べられなくなり、昼夜問わず3~4時間ごとにペースト状の餌をやり、ナッツ類や煮干し、乾燥野菜や果物を細かく砕いたものを与えるという感じで、3人同時に外出しないよう心がけるなど、生活の大きな割合を占めていた。自分も大きな喪失感があるが、カミさんは(「授乳」と呼んでいたが)深夜でも気配を感じると、起きて世話したりしていたので、かなりつらいと思う。長いブランクの後で飼い始めたハムスターは、あずきもここあも、死ぬ前にそれを予感させる挙動があり、カミさんと亜沙美が見守る中で亡くなった。きなこの突然の死は、ちぃがケージのワイヤ部分に挟まって死んでいたのを発見したときと同じくらいショックだった。
心の整理が出来ないまま、きなこの亡骸をキッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れ、3人でクルマに乗り出発。亜沙美を玉川学園前で降ろして、カミさんと二人、無言で川崎に向かう。チネピットにクルマを入れてチネチッタ。「THE FIRST SLAM DUNK」の初日である。CINE8のLive Zound。席は前寄りのL-14・15。入りはどうだろう、最終的には8割ぐらいだろうか。
この映画、公開前のプロモーションで下手を打ち、前評判は最悪だったと思う。自分が行ったのはこの日2回目の上映で、1回目を観た人がロビーに降りてくるのを眺めていたのだけれど、表情からは映画の評価はわからず。ツィートを検索してみると「大傑作」「涙が止まらない」といった感想が目に付く。う~ん、ハンカチ持ってくるの忘れたんだよな。席に着いた後、カミさんにティッシュをもらって備える。
変則的な構成の映画で、一人の登場人物にスポットを当てて、その過去と現在の試合を交互に映すような内容。開始3分で心をつかまれ涙。その後はずっと涙(と鼻水)が止まらず。なんだこれ。特に試合のシーンの描写は、今まで観たすべてのスポーツものの中で一番臨場感があった。最後に、その登場人物の「その後」が出てきたのも良かった。
「THE FIRST」というタイトルだけれど、これ今後どうするんだろう。この1本で終わるとは思えない。残りのメンバーについても映画化するのかな。その場合はどういう構成になるのだろう。
それにしても、朝の出来事で来るかどうか迷っていたのだけれど、来て本当に良かった。この日に観るべき映画だった。
みなみ台アピタで昼食+買い物の後帰宅。帰るとつい、きなこのケージを見てしまうが、きなこはいない。夕方亜沙美を玉川学園前まで迎えに行き、その後夕食。夜はサッカーW杯。


12/04(日)

かみさんは休みで、亜沙美はお出かけ。亜沙美を送っていったあとは、洗濯したりアニメ消化したり。夕方亜沙美のお迎え。